「日焼け」と「ビタミン」の関係性について詳しく解説します。
夏は海やプール、キャンプなど外で遊ぶ機会も増えますよね。
そんな時に気になるのはやはり「日焼け」。
外出したいけれど日焼けが気になる。
日焼け止めしても効かない。
日焼けするとシミが出来る。
日焼けすると真っ赤になってヒリヒリしてしまう。
このように夏の天敵の1つとも言えるのが、この「日焼け」ではないでしょうか。
そこでよく耳にするのが「日焼け」には「ビタミンが良い」。
誰もが一度は聞いた事のある「日焼け」と「ビタミン」の関係性。
しかし、日焼けとビタミンは一体何が良いのでしょうか?
日焼けとビタミンの関係性は?
ビタミンの中でも日焼けに関係するのはどのビタミン?
日焼けしたらビタミンを摂取する理由は?
など、日焼けとビタミンの関係性について徹底的に説明していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
そもそもビタミンとは?日焼けとビタミンの関係。
ビタミンとは、人が生きていくために必要不可欠な栄養素のうち、
炭水化物・タンパク質・脂質の【三大栄養素】以外の有機化合物の総称です。
ミネラルと並んでビタミンの役割はとても重要で、
人の体内で【三大栄養素】の代謝を助ける役割りをしています。
ビタミンが不足すると、疾病や成長障害が起こったりします。
そしてほとんどのビタミンは体内で作り出す事は出来ません。
主に食品やサプリメントから体内へ摂取する必要があるのです。
現在、ビタミンとして認められているビタミンは13種類あり、
水に溶けやすい水溶性のものと、
脂に溶けやすい脂溶性のものに分けられます。
日焼けに関係するのはビタミンC!ビタミンCとは?
ビタミンの中でも日焼けに最も効くのは「ビタミンC」と言われています。
ビタミンCとは、アスコルビン酸ともいわれ、
骨や腱などの結合タンパク質であるコラーゲンの生成に必須の化合物です。
ビタミンCには以下の働きがあります。
・ コラーゲンをつくる
・ 免疫力を高める
・ 鉄の吸収を助ける
・ 酵素の働きを助ける
・ ステロイドホルモンをつくる
・ メラニン色素をストップする
ビタミンCが不足すると以下の症状がおきやすくなります。
・ 毛細血管がやぶれやすい
・ 風邪などの感染症にかかりやすい
・ 貧血になりやすい
・ 肝臓の解毒作用が低下する
・ ストレスに弱くなる
・ 色黒・シミ・ソバカスができやすい
また、ビタミンCには抗酸化作用があり、
がんや動脈硬化の予防や老化防止に有効とされています。
ビタミンCの点滴によるがん治療への応用も始まっており、
ビタミンCは【人の未来をつくる栄養素】とも言われています。
日焼けとビタミンCの関係性は?
日焼けをしてしまうと一番厄介な事ってなんでしょうか?
肌の色が黒くなる
シミやソバカスができる
肌のくすみの原因になる
このように、美容には大敵の日焼け。
では、なぜ日焼けにはビタミンCが良いのでしょうか?
日焼けによって出来る「シミ」や「ソバカス」、「くすみ」のもととなるのが「メラニン」という黒い色素。
上記でビタミンCの働きを説明した通り、
ビタミンCには、このイヤ〜な黒い色素メラニンをストップする働きをしてくれる役割があるのです。
逆を言うと、ビタミンCを摂取しないと、色黒・シミ・ソバカスが出来やすくなってしまうのです。
なんとも重要な役割をしてくれるビタミンC。
しかし、夏は日焼けをしてしまう機会が多く、
汗をかくとビタミンCは体内から出ていってしまうため、
夏はビタミン不足に陥りやすい季節なのです。
日焼けをしてしまった後にビタミンCを摂取する事ももちろん大事ですが、
日焼け前や、汗をかく時期は積極的にビタミンCを摂取するように心がけましょう。
更に、タバコを吸うとビタミンCは失われてしまうため、喫煙者の方は更に摂取する必要があります。
ビタミンCの摂取方法と摂取基準量。日焼けとビタミンCの関係
ビタミンCは人の体内で作り出す事が出来ないため、
主に食品やサプリメントから体内へ摂取する必要があるのです。
ビタミンCの主な摂取方法はこの3つ。
① 果物や野菜などの食べ物から摂取
② サプリメントから摂取
③ ビタミンC点滴で摂取
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美容や日焼け対策に効くビタミンCの食べ物。日焼けしやすくなるビタミンCの食べ物。
【日焼け対策】おすすめのビタミンCサプリメントは?
ビタミンCの1日の摂取基準量は以下の通りです。
12歳以上:100mg
妊婦:110mg
授乳中の女性:145mg
日本人の食事摂取基準(2020年版)(厚生労働省)より
【まとめ】日焼けしたらとにかくビタミンC摂取!日焼けとビタミンの関係性
太陽の下で元気に遊んだ後は、
美容にも健康にもよいビタミンC摂取です!
日焼けした後だけでなく、
日焼け前の予防や、
汗をかく時期には積極的にビタミンCを摂取するように心がけましょう。